花粉症について~②(診断法、治療法)
花粉症はⅠ型アレルギーといわれるもので、即時型、アナフィラキシー型ともいわれます。
病歴や症状、鼻の所見からおよそ診断がつきますが、血液を採ってスギやヒノキなどの原因物質に対するIgE抗体を調べるのが確実な診断法です。
アレルゲン皮内テストやアレルゲン誘発テスト、鼻汁好酸球検査などもアレルギーを知る有用な検査です。治療としては、まず花粉をできるだけ避けることです。コロナ禍によりマスクを着用していることが、幸いにも花粉症にも非常に有効です。マスク、ゴーグルの着用をお勧めします。(県医師会から毎年2月初めからスギ・ヒノキ花粉飛散情報が出されていますので是非花粉の飛散状況を知り、避ける参考にしてください。ちなみに花粉飛散数は当日朝9時までの実測値です。これを見ておくと地域、天候、気温などによる飛散パターンが読めます。
→県医師会 花粉情報メーリングリスト(無料)kafun@nagasaki.med.or.jp
このメアドに、"花粉情報メーリングリスト参加希望"としてお申し込み下さい。)
治療については初期治療といってごく軽い症状の時から治療を始めるのが重症化しないコツとなります。第二世代抗ヒスタミン剤をはじめとする抗アレルギー剤の内服、鼻用ステロイド剤の噴霧、抗アレルギー点眼薬などが中心となります。
最近ではより根本的治療を目指した舌下免疫療法や
抗IgE抗体を注射することによって花粉と反応する抗体をブロックする治療法も出てきています。
どうか医療機関と十分相談の上この大変な時期を乗り切ってください。
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