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注射しない新しいインフルエンザワクチン『フルミスト』について

  • 執筆者の写真: watanabe-jibiinnkouka
    watanabe-jibiinnkouka
  • 10月11日
  • 読了時間: 2分

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みなさんこんにちは。

わたなべ耳鼻咽喉科医院、院長の渡邊毅です。


今回は新しいインフルエンザワクチン『フルミスト』のご紹介をしたいと思います。


このフルミストは、注射ではなく鼻に噴霧するだけの新しいタイプのワクチンです。(経鼻型ワクチンと言います)


ですので、注射がニガテなお子様にもってこいかもしれません。

しかも、従来の不活化ワクチンではなく生ワクチンなので、抗体価の持続(つまり、効果が長持ちするということ)が予測されます。


大村市では2歳児から中学生まで助成がでます。ただ、アメリカで49歳まで適応になっておりますが、日本では2歳から18歳までの適応になっています。成人の方は接種できません。


副反応の可能性はゼロにはならなくて、接種後に鼻漏・鼻閉・頭痛・咳など、かぜ症状が出ることがありえますが、これは従来の注射型インフルエンザワクチンでも起こりうることではあります。


よくある質問ですが、投与後すぐに吸収されるため、くしゃみをしたり、鼻をかんでも大丈夫です。鼻をかんでしまっても、ワクチンの再接種は必要ありません、少しくらい風邪をひいていて鼻水があっても、ワクチン接種による効果はしっかりあります!なによりも、当院で接種をする場合は鼻水は吸引してからおこないます!


当院ではすでに10/1から従来型のインフルエンザワクチンも、今回ご紹介した経鼻型インフルエンザワクチンも開始し好評頂いております。

興味がある方は院長、スタッフなどにお尋ねください。



フルミスト点鼻液の特徴


・鼻腔内にスプレーするため、注射針を使用せず、痛みや恐怖感がない


・生きた弱毒化インフルエンサウイルスを使用しており、体内でより自然な免疫応答を促す。


・従来のワクチン接種とは異なり、鼻の粘膜で働くIgA抗体を誘導し、ウイルスの侵入をより効果的に防ぐことが期待される.


・鼻の粘膜に直接免疫をつけるため、高い発症予防効果が期待できる

 
 
 

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