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舌下免疫療法でアレルギー症状の根治をめざす!~体験レポート①~

こんにちは。

4月もあっと今に終わり、5月、ゴールデンウィークが始まってますね。

今年はコロナの影響があって、観光や旅行や人の集まるところには行けませんが、「STAY HOME(ステイ ホーム」で家族団らんを楽しんだり、家の片付け、散歩をしたり、家で何か作ったり・・・工夫をしながら皆さん過ごされていることと思います。まだ今のところ大村ではコロナは流行っていません。今後も気を抜くことはできませんが、現状は、みなさんの気掛けや心くばりで抑えることができているのだと思います。

今回は、舌下免疫療法の薬、ミティキュアを服用することによってアレルギー症状の根治を目指した治療をスタートした話を実体験レポート形式でお伝えしていきたいと思います。

慢性化したアレルギー症状にいつも我慢をしている方で、「こんな治療法があったんだ!」や「知ってはいたけれどやっている人が身近にいないから、心配で一歩を踏み出せない」という方の参考になれば嬉しいです。

2020年5月1日(金)

半年ほど前からハウスダストアレルギーの症状改善のためにタリオンOD錠(ペポタスチンベシル酸塩OD錠)というアレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみを改善する薬を息子が服用してきました。しかし、アレルギー体質の根本的な改善・根治に向けての治療法がある、それが舌下免疫療法、という耳寄りな情報も知っていました。色々調べたりもしていました。

StartFragment舌下免疫療法は、アレルゲン免疫療法(減感作療法)の一種で、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法です。EndFragment

舌下免疫療法には現在「シダキュア」と「ミティキュア」による治療があります。

「シダキュア」→スギアレルギー(スギ花粉症)の治療薬。

「ミティキュア」→ハウスダストアレルギーの治療薬です。

「シダキュア」は花粉が飛散している時期には開始することができません。(シダキュアに必要な検査や相談はいつでも行っています。)

「ミティキュア」は1年中、いつ開始しても大丈夫です。

息子の場合はハウスダストの症状があるので、ミティキュアの治療の方です。気になりながらも、なかなかしばらくスタートしていなかったのですが、花粉の時期も落ち着いてきたことだし、と思いたちました。

わたなべ耳鼻咽喉科にいつもの薬をもらいにいった5月1日に、

「舌下免疫療法が気になっていて~・・。始めてみようかなと・・・。」と先生に伝えたところ、

「今日からスタートしてみようか~!」と即スタートが決まりました。

まずは鼻のアレルギーの今の症状を確認してもらいました。その後、「ミティキュアを飲むみなさんとおうちのかたへ」というわかりやすそうな冊子と薬の処方せんをスタッフの方から受け取りました。ちなみに今まで飲んでいた「タリオンOD錠」も出してもらえたので、それも安心感でした。

「となりの薬局に行って、お薬の『ミティキュア』を受け取ってきて、またこちらに戻られてくださいね♪」と看護師スタッフさんに言われ、処方せんをもって、隣の薬局のせいしんどう薬局さんへ薬を受け取りに行きました。

病院へ戻ってきたらすぐに、「こちらで服用してください。服用後30分、病院で待機して副作用等なにもなかったら、自宅での毎日の服用が開始できます」との説明がありました。

飲みはじめは病院で様子見というのは安心感があるなぁ、と思いました。

薬の服用の仕方も、その時に教えてもらうことができます。

舌の下にミティキュアの錠を置きます。瞬間で錠剤は溶けますが、そのまま唾液を飲みこむことなく1分間タイマーではかって、タイマーがなったら、唾液ごと飲み込みます。

30分の経過後、「口の中、変わったこと、なんにもないかな?かゆみとかないかな?」と先生からの診察がありました。全く何にも変わらず平気でした。

診察のあと、「ミティキュアの治療が開始できるので、明日から、朝、ごはんたべて歯磨きをしたあとに、毎日ミティキュアを飲むようにしてくださいね」とのお話がありました。1週間後にまた受診をして経過を観察することも伝えてもらい、舌下免疫療法スタートの一日目が終了しました。

服用を初めて1週間のうちで変わったことがあれば病院へ連絡、受診ください、とのお話もありました。

思ったよりもスムーズに、安心して開始することができてほっとしたのが一番の印象でした。

やっと気になっていた新しい治療法を開始できた事も気持ちの面でも良かったです。

つぎのブログは、舌下免疫療法開始2日目の様子をまたわかりやすくレポートしていきたいと思います。    ~つづく~

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