top of page

今年のインフルエンザの傾向。


新しい年が明けてから早くも20日が過ぎて時の 流れの早さに驚かされます。皆様はいかがお過ごしですか?わたなべ耳鼻咽喉科院長の渡邊敬です。

今年は傾向としては暖冬のようですが、寒い日もあり、北日本では雪による障害のニュースも聞かれ気をつけなければなりません。

さて、昨年末からインフルエンザが次第に流行してきました。国立感染症研究所の発表によると1/7〜1/13の全国5,000ヶ所の定点医療機関を受診したインフルエンザ患者数が19万527人で定点あたり30以上の警報レベルを超えたと発表しました。

大村市医師会のインフルエンザ発生数の集計でも1月になってから人数が少ない日でも120人ぐらい、多い日では200人を超えるインフルエンザの発生数があります。ほとんど全てがA型です。

インフルエンザワクチンの予防接種を受けていない人がやはりよくかかっており熱も高いようです。ワクチンの効果も万能ではありませんので、予防接種を受けている人でもかかる人はいますが、軽症で済み合併症も少なくなりますので、ワクチンを打つことをやめないでください。

さてインフルエンザの薬ですが、極軽症の場合は使わないこともありますが、一般に使ったほうが発熱期間を短くし重症化を防ぎますので使った方がいいでしょう。

今シーズンからはいままでのタミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタに加えてゾフルーザという一回内服の薬も出ていますので医師とよく相談の上使用したらいいと思います。

○タミフル○

経口。飲み薬です。1日2回を5日間。

○リレンザ○

吸入します。1日2回を5日間。

○イナビル○

1回のみ吸入します。

○ラピアクタ○

点滴薬です。1回のみです。患者さんのみでは使用できないので医療機関で医師や看護師に行ってもらいます。

○ゾフルーザ○

経口。飲み薬です。1回のみです。

インフルエンザにかかってしまっても、医師とよく相談の上これらの治療薬を使用し、十分な睡眠と休養をとり、しっかりと治していきましょう。

アーカイブ
bottom of page