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舌下免疫療法について

こんにちは。わたなべ耳鼻咽喉科 院長の渡邊敬です。

今回のブログは、『舌下免疫療法について』をテーマに簡単に説明したいと思います。

『舌下免疫療法』とは、舌の下にスギ花粉やハウスダストなどのアレルギーの原因物質を計画的に体内に取り入れることで過敏性を減少させていく(減感作)免疫療法です。

アレルギーの感作状態を減らしていき、アレルギー体質を根本的に改善させていくこの治療法(減感作療法)は昔からありました。しかし、今の舌下免疫療法との違いは皮下注射によるものだったことや注射の痛みを伴っていたこと、製品が標準化されていなかったこと、まだ今ほど免疫学が進んでいなくて効果判定が難しかったことなどです。

この舌下免疫療法は皮下免疫療法と違い痛みが無く、副作用も口の痒みや違和感など比較的軽く内服薬感覚で治療を始めることができます。

毎日一定時間に舌の下に薬を保持した後飲み込むだけでいいのです。 その後、5分間はうがい・飲食は禁止です。抗ヒスタミン剤や点鼻ステロイド薬などの使用をかなり減らすことが可能です。

花粉が飛散してしまうと(スギ花粉のシーズンなど)治療を開始できないので、この治療法を始める時期としては今この時期をお勧めします。

この治療法に興味を持たれた方、毎年のスギ花粉症などのアレルギー症状が強く出る時期の辛い症状を治していきたい方は、わたなべ耳鼻咽喉科までご相談ください。まずはお電話0957-52-2003にてお尋ねください。

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