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「声がれ」について -その(2)— ~喉頭がん、咽頭がんの早期発見・早期治療~

  • 執筆者の写真: watanabe-jibiinnkouka
    watanabe-jibiinnkouka
  • 2017年12月20日
  • 読了時間: 2分

長崎大学病院

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 渡邊 毅

みなさんこんにちは。わたなべ耳鼻咽喉科のHPを開いてくださってありがとうございます。

さて、今回は声がれについて(2)、というかたちで前回の(1)とは違った視点でお話をしてみたいと思います。

なんか、声がかすれる、のどに違和感がある、ん??痰に血が混じった??

なんてことがあったとき、実は大きな病気が隠れていることがあるのです。

“のどの癌”です。喉頭がん、咽頭がん、って聞いたことはありませんか??

そうです。あの有名な芸能人、『つんく』さんや、古くで言うと『勝新太郎』さんなど、実は耳鼻咽喉科のがんはあまり有名ではないだけに、発見が遅れることがあります。

耳鼻咽喉科のがんは、早期発見、早期治療が一番です。それによって、大切な声を失わずに済みます。(つんくさんは、早期発見ではなく進行してしまっていたために喉頭・声帯を全摘出し、一生涯発声ができなくなってしまいました・・・)

以下の図のように、喉頭・咽頭とはのどのことで、鼻の奥・口の奥にあります。

喉頭がんも早期発見できれば、放射線治療で癌を焼き払うことができます。

耳鼻咽喉科を受診してくれれば、検診をすることができます。異常を感じたら耳鼻咽喉科では喉頭内視鏡検査を座ったまま施行することができます。施行時間は5分ない程度です。

希望があれば受診ください。ビデオモニターに映し出し、一緒に異常の有無を確認します。

 
 
 
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